STORY

一生のための、一日を。
結婚式への真摯な想いと情熱を伝えるために。

TYPE
BtoC
CLIENT
Daiyu inc.様

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 GROUND

背景

常に磨き続けられる魅力を伝えるために。

文化三年鎌倉・長谷の地で創業され長谷の街で日用雑貨を一手に担ってきた商店として萬屋本店は創業し、長年多くの人たちの生活を支え、鎌倉の有力者では知らない人はいない鎌倉の繁栄を下支えしてきた商店として知られていました。

しかし、2006年時代の流れの中、200年続いた酒問屋が幕を閉じます。築90年を超す母屋は、この街を守り続けてきた威厳を今でも保ち、これだけの建物は古都鎌倉といえども数えるほどの希少さ。この素晴らしい場所に強く惹かれ、後世にこの貴重な歴史的建造物を残し、さらには新たな賑わいをもたらすために、歴史を紡ぐ場所としての価値が認められ、2016年に株式会社Daiyu様によってあらたに祝杯の場へと姿を変えました。

開業後からホームページおよびパンフレットはグロウ・リパブリックにて制作させていただき、萬屋本店様の結婚式に対する想い・情熱に心を打たれ、「この素晴らしい魅力をどのようにすればより多くの人に伝えることができるのか?」を常に考えてきました。しかしながら、あまりにも深く・真摯で情熱的な萬屋本店様の想いを形にすることは並大抵のことではありませんでした。

2019年、Daiyu様の第二創業期という節目を迎えられ、この機会に改めて萬屋本店様の本質を徹底的に追求し直し、より魅力的に多くの人に伝えるためのサイトリニューアルをご提案し、プロジェクトがスタートしました。

SOLUTION

解決策

本質的な魅力を徹底的に追求し、
何を伝えるべきかを見極める

均一化されたウェディング会場サイトではなく、唯一無比の萬屋本店様らしい在り方を表現するために、まず最初に行ったことは「なぜ、萬屋本店様に魅了されるのか?」を徹底的に思考し、追求。何を伝えるべきか、どのように伝えるべきかを徹底的に会場様と議論し、一制作会社としてではなく、一人の萬屋本店様に魅了されたファンとして「もっと多くの人にこの素晴らしさを伝えたい」という想いを形にすべく答えを探し続けました。

実際に萬屋本店様が日々どのような想いで結婚式に向き合い、情熱を持って新郎新婦様・ご親族・ゲスト様のために尽くされているか、その取り組み・想いをヒアリングし、一つ一つに対して伝えるべきことは何か分析。

特に印象的だったことは、新郎新婦様が何に惹かれて此処で結婚式を挙げようと心に決められるのかを分析するため、プランナー様にご協力いただき、実際に新郎新婦様が御来館された際にご説明されるオリエンテーションを体験させていただく中で、プランナー様の情熱的で真摯な想いを伝えることこそが鍵になると確信しました。

RESULT

結果

本質を追求し続けた結果、ウェブサイトが指標となり
社内スタッフの意識がより明確に

萬屋本店様のスタッフ様の結婚式にかける情熱や真摯な姿勢は目を見張るものがありましたが、今回のサイトリニューアルの際に丁寧に込められた想いが、ウェブサイトとして視覚化・言語化されたことで、より一層社内意識が明確となり、日々の業務・接客においても良いフィードバックが起こっているとのことで、インナー・アウター両面のブランディングを達成する結果となりました。

ウェディング会場サイトは画一的な仕様になる傾向が強い中、会場としての本質を見直し、他会場との違い・強みを徹底的に分析し、これからの時代に相応しいコンセプトメイキングを行い、それを基に一つ一つのコンテンツの在り方を追求、丁寧に作り込むことこそ、本来のサイトリニューアルの姿です。

サイトリニューアル後も引き続き萬屋本店様に寄り添い、日々磨き続けられる魅力を伝えるためによりよいブランディング・クリエイティブをご提供してまいります。

DIRECTOR
YOSHINORI MAKIURA
DESIGNER
AZUSA FUJIWARA